Mになるまで待って
地を駆ける虹/七位 連一
2008年07月31日 (木) 08:33 | 編集
地を駆ける虹 (MF文庫 J な 3-1)

地を駆ける虹 (MF文庫 J な 3-1)

内容(「BOOK」データベースより)

ネイブは、英雄に憧れていた—。人の心に植え付けられた卵から孵る“エレメント”の力により、騎士たちの剣の交う戦場に、一攫千金を夢見るエレメント使いたちによる召喚魔法が居並ぶようになった世界。友人たちと懸賞首狩り(ロット)を組んだネイブはしかし、メンバーの中でただ一人エレメントの孵っていない「雌鶏」だった。だが、早くに両親を亡くしたネイブは、たった一人の肉親である妹のために、自分がロットの優秀なリーダーとして活躍しているのだと、嘘をつき続けていた。そんな、とても危うく、ささやかな幸福の日々に、亀裂を生む「事件」が起こる—。やがてネイブを襲う衝撃の運命とは!?第3回新人賞佳作受賞作。

感想

人には好かれるが、役立たずな少年が魔法を通して、少しずつ変わっていくという魔法ファンタジーです。よく使われる世界構成ですが、戦闘シーンに戦術要素が組み込んであり、なかなか楽しめました。それと作者メッセージが他の作品よりも強く、読み手を引きつけます。今のところ、主人公の仲間がいないので、今後どんなキャラクターが出てくるか、楽しみです。以外に私のお気に入りになりました。

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シュバルツ・ヘルツ—黒い心臓/桑原 水菜
2008年07月28日 (月) 09:59 | 編集

待望の新作登場! 新境地サスペンス・ファンタジー。

中学生・嘉手納奏は心臓の移植手術を受けるためドイツを訪れたが行方不明に。意識を失い病院に運び込まれた奏を迎えにきたのは、アイザックと名乗る若い男。「黒い心臓」をめぐって運命が廻り始める。

感想

嘉手納奏の移植された「黒い心臓」をめぐって、様々な組織が様々な思惑で争う。戦いの中、少しずつ真相へと近づいていく。サスペンス色が強い現代ファンタジー。敵・味方に分かれるが、いずれも「黒い心臓」の持ち主の身内や友人と云う部分で、かなり心情描写が複雑で面白い。疑心暗鬼の中、時には信じ時には裏切られる主人公と「黒い心臓」の行く末が非常に気になります。[桑原水菜]さんはさすがに文章読みやすく、読み手の気持ちを良く理解されています。早く続きが読みたいです。

アダルシャンの花嫁/雨川 恵
2008年07月26日 (土) 10:02 | 編集
アダルシャンの花嫁 (角川ビーンズ文庫)

アダルシャンの花嫁 (角川ビーンズ文庫)

内容(「BOOK」データベースより)

最強の誉れ高いカストリア帝国軍を、新興のアダルシャン王国が破った。予想を超えた幕切れに周辺諸国が騒然となる中、アダルシャン王弟にして常勝の英雄アレクシードのもとへ、和睦条件の政略結婚話が舞い込んできた。なんと花嫁のユスティニアは、先日までの対戦国だった大カストリア帝国の第6皇女。ところがこの姫君、まだたったの10歳で…!?第2回角川ビーンズ小説賞“読者賞”受賞作。

感想

兄・ユーゼリクス国王と共に自国の為に戦う弟・アレクシード。アダルシャン王国の繁栄の為?に様々な活躍する。物語の自由度心作者の意図情をじっくりと丁寧に描いている心情をじっくりと丁寧に描いているクライマックスへの緊張あらすじはストレートだが、隣国及び自国内の様々な腹黒キャラや花嫁ユスティニア、兄・ユーゼリクスとの関係が微妙に感じられ(伏線が多い)奥の深い作品になっています。あと、ユティ(花嫁)の一生懸命なかわいさ?は貴重です。

イリーガル・テクニカ/後藤 リウ
2008年07月24日 (木) 09:22 | 編集
イリーガル・テクニカ(1)さまよえる賢者 (角川スニーカー文庫)

イリーガル・テクニカ(1)さまよえる賢者 (角川スニーカー文庫)

内容(「BOOK」データベースより)

都市の上空に現れ、すべてを灼きつくす怪光現象“熾光”。それにより人類の七割が灰と化し、文明が崩壊してから数百年—巨大な人型戦闘兵器が戦場を支配し、ドラゴンの咆吼が荒野に轟く大陸に、動乱の気配がたちこめる。西方進出を目論む新興国家アヴァロンとその侵略ルート上に位置する小国モゴロンの争いに巻き込まれた青年カイタとヴィンデ。彼らが戦乱に身を投じるとき、大陸の歴史が動く!—壮大なる遠未来戦記、堂々の開幕。

感想

非常に魅力的な世界観の割に何かしら、妙な違和感があったんですが、人型戦闘兵器の設定が後付けだと聞いて納得しました。魅力的なキャラクター陣も気に入りました。戦闘シーンのスピード感有る描写も良かったです。これ、もしかして原作があるのかな?良くできています。

想刻のペンデュラム/鳥生 浩司
2008年07月20日 (日) 10:14 | 編集
想刻のペンデュラム (電撃文庫)

想刻のペンデュラム (電撃文庫)

内容(「BOOK」データベースより)

かつて西方より日本に流れ着き、対立の末に血を流した三つの支族があった。その記憶を血に刻んだ人々が、長い時を経て目覚めはじめる—。“アシェルの猟犬”菜摘絢は、容赦なくガドを狩る。“ガドの申し子”結城誓人は、真の目的を秘め雌伏する。“調停者レビ”三刀沙夜は、流血を止めるべく奔走する。そして三つ巴の戦いに巻き込まれた隆旗洸にはある秘密があり、それは事態を打開する力を持つというが…。それぞれの想いを乗せて振り子は物語を刻んでいく—。期待の新人が贈る伝奇アクション、開幕。

感想

表紙イラストの巫女装束とセーラー服は反則だが、確かにそそられる。世界観と背景設定はよく考えられており、オカルトの匂いが漂ってます。人物設定等に判りにくい部分もありますが、アクションシーンの描写は良いです。できれば、長期シリーズにして色んな要素を織り交ぜていったら非常に面白いだろうと思います。この作家さんは他の作品は書いてないのだろうか?

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